ここではGUI(Graphical User Interface)ベースのプログラム,つまりWidows API プログラムの開発方法について説明していきます。
まずは、単にウィンドウを開くためのプログラム、Windowsプログラミングの最も基本的とも言えるスケルトンプログラムについて説明しましょう。 これを表示するためのソースプログラム(以下)を眺めると分かる通り、たかがウィンドウを一つ開くだけなのに、100行近いプログラムを書かなければなりません。 しかも何だか見慣れない変数型や関数ばかりだし、こんなの本当に習得できるんだろうか?って不安になりますよね。 Unixベースのプログラミングとはずいぶん違った感じにみえて,自分もはじめこのスケルトン・プログラムを見たときは呆然として、習得を諦めようと思ったものです。 だけど、慣れたら実はそんなに難しいことじゃないんですね。漠然とソースを見ているだけでは何も分かってこないけれど、順を追ってソースを読んでいけば、プログラムの仕組みが掴めるようになりますので、まずは、焦らずゆっくりと見ていきましょう。
それでは、実際に試してみましょう。 開発環境準備で説明した方法でプロジェクトを作成します。 作成したら、[ソリューションエクスプローラー]で[(自分で入力した)プロジェクト名]を展開して[ソースファイル]を右クリックし、[追加]→[新しい項目]を選択します。 [C++ファイル(.cpp)]を選択し、名前を入力して[追加]を押します。 この時、名前はプロジェクト名と同じにしておくことわかりやすいです。 作成したファイルに以下のソースコードをコピーしてください。 コピーしたらメニューバーの[デバッグ]→[デバッグ開始]を実行してください。 [SkeletonProgram]というタイトルの、何もないウィンドウが表示されましたか? 表示されない場合はエラーコードを検索するなどして対処してみてください。
下記のソースコードをダブルクリックするとコード全体が選択されますが、その方法で、コピペすると、半角空白文字が正しいASCIIコード(16進数で20)ではなくて、NBSP(no-break space, 16進数でA0)になってしまうことがあります。 マウスをドラッグして全体を選んでからコピペすると大丈夫です。