開発環境準備・プロジェクトの開き方 -002-
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開発環境の準備手順
Visual Studio Communityをインストールして開発環境を整えましょう。
- VisualStudio2022のページへ行きます。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/community/

- このページの最下部にある ライセンス条項を確認します。

- 「Visual Studioのダウンロード」を押すと、VisualStudioSetup.exeというアプリケーションがダウンロードされます。それを実行します。しばらくインストーラの指示に従って進むと、やがて、インストールするものを選べと言われます。

- この授業で用いる「 C++によるデスクトップ開発」を選んでインストールを進めます。なかなか時間がかかります。

- 再起動をお勧めされます。すなおに再起動しましょう。

- 再起動した後に、特に何も起きたようには見えませんでしたが、インストールは完了したようで、Visual Studio 2022が使えるようになりました。

- Visual Studio 2022を起動すると、サインインを勧められます。

- 学校の ID でサインインしましょう。
自分の PCのWindows利用のためにサインアップしたマイクロソフトアカウントでも大丈夫です。
- アプリ開発は「新しいプロジェクトの作成」から始まります。

- プロジェクトの種類として「Windowsデスクトップアプリケーション」を選びます。

- プロジェクト名と保存先フォルダを指定してプロジェクトを作成します。
「✅ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」をチェックしましょう。
その上で、プロジェクト名を記入します。ここの例では標準の「WindowsProject1」ではなくて「WindowsProject001」にしてみました。
(プロジェクト名は半角英数字のみで構成し、記号や空白や漢字などを含まないようにしておきましょう。日本語や空白が入っていても、大丈夫なときもありますが、大丈夫でないときもありました。)

- できました! ひな型として標準的なものがすでに入ったプロジェクトになっています。
プロジェクトには、標準的なヘッダファイルやライブラリ指定、そしてソースコードのファイルが指定され、その中に標準的なコードが入っています。

- とりあえず、このまま動かしてみましょう。
メニューバーの[デバッグ]から「デバッグを開始する」を選ぶと、プロジェクトがビルドされ(コンパイルされて、リンクされて、実行形式ファイルができ)て実行されます。

これは、終了するという機能しかないアプリですが、ちゃんとした Windowsアプリです。
- プロジェクトのファイルが、どこにあるのか、確かめましょう。
プロジェクトを作成したときに自分で指定したフォルダの中にあります。探してください。
標準的には、以下のようなところにあります (TeamKamadaとなっているところは自分の WindowsPCのローカルユーザ名で読み替えてください)。

プロジェクトの全体の構成要素は、ソリューションファイル「○プロジェクト名○ .sln」に記録されています。
ソリューションファイル「○プロジェクト名○ .sln」の中に全てのデータやソースコードが入っているわけではありません。このソリューションファイルを開くと、そこに記録されている色々なファイルが呼び出されて、プロジェクトが取り扱えるようになります。
「○プロジェクト名○ .cpp」というソースコードファイルもありますね。
- 完成したあとにアプリケーションをリリースするためには、メニューバーの[ビルド]から「ソリューションのビルド」を選ぶと、プロジェクトがビルドされ(コンパイルされて、リンクされて、実行形式ファイルができる)までを行います。
そうしてできる実行形式ファイルは、フォルダ「x64」の中の「Debug」というフォルダに入っている「○プロジェクト名○ .exe」です。
これを開けば、完成品のアプリケーションとして動きます。(同じアプリケーションを同時にいくつも多重起動することもできます。

- 最後に、この科目に特有な設定項目があります。
メニューバーの[プロジェクト]から [○プロジェクト名○のプロパティ]を開きます。
[構成プロパティ]→[詳細]を開き、[文字セット]を[Unicode文字セットを使用する]から[マルチバイト文字セットを使用する]に変更します。

この文字コードの指定は、プロジェクトを新しく作るたびに必要です。
プロジェクトの開き方
- 開きたいプロジェクトのフォルダを開き、その中の[プロジェクト名.sln]をダブルクリックして開きます。

-
拡張子 .slnを関連づけるアプリを選ぶ機会があれば、Visual Studioに関連づけましょう。

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