ボタンクラス、インスタンス、メッセージ、マウスイベントとグラフィック描画 -004-
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図形の描画

次はペンやブラシを使った実際の描画方法について説明します。

点の描画

ウィンドウ内の任意の位置に点を打つにはSetPixel()を使います。

以下のように使用します。

直線の描画

直線を描画するには、LineTo()を用います。 この関数は現在選択されているペンを使って線を引きます。 LineTo()は描画開始位置にカレントポジションを使用し、線の描画が終了すると、カレントポジションが描画終了位置に移動します。 これは直線を描画する場合に、前に描画した線の終端から描画を開始するケースが多く、余計な座標指定によるオーバーヘッドを回避するためです。 任意の開始位置から描画する場合には、カレントポジションを設定するMoveToEx()という関数を用います。

具体的な描画例

例えば直線描画の具体的なプログラムは以下のようになります。

長方形の描画

長方形を描画するにはRectangle()を利用します。 現在のペンで矩形を描き、現在のブラシで中が塗られます。 引数は( デバイスコンテキスト, 左上x座標, 左上y座標, 右下x座標, 右下座標 )です。

塗りつぶし扇形の描画

扇形状を描画するにはChord()を使います。

各引数は以下の通り(下図参照)。

int x1:楕円に外接する四角形の左上隅の x 座標
int y1:楕円に外接する四角形の左上隅の y 座標
int x2:楕円に外接する四角形の右下隅の x 座標
int y2:楕円に外接する四角形の右下隅の y 座標
int x3:弦の描画始点の x 座標
int y3:弦の描画始点の y 座標
int x4:弦の終点の x 座標
int y4:弦の終点の y 座標
塗りつぶし扇形の例

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